「走れ！プロジェクトマネージャー！」

ITプロフェッショナル、2人に1人が「転職希望」を読んで
　ITは良いのですが、プロフェッショナルという言葉に若干の抵抗がありますが、本題はとこではないので、それはさておき。
　エンジニアといっても、SE（これもまた広義ですが）、プログラマ、運用のエンジニアなど、様々な仕事があります。プロジェクトマネージャーも、もちろん職種の一つです。
　この記事では、それら全ての職種、全ての年代のほぼ2人に1人が転職希望である、と書かれています。これは調査結果なので、事実だと思います。（調査範囲はともあれ）
　ではなぜ、そんなに転職したいのでしょうか。今の会社・職場は、そんなに不満なのでしょうか。

　IT業界は90年代後半、渋谷をビットバレーと呼んでいた時代、とてももてはやされました。SEという言葉だけに憧れて、この業界に入った人も少なくありません。手に職を持つ、という意味でも憧れの対象でした。
　その後、ITバブルが弾け（仕事がなくなったわけではありません、念のため）、SE、プログラマの仕事は、3Kとまで呼ばれるようになりました。汚い、わけではありませんが、要はキツイということだと思います。今でも残業の多い業種だと思います。（うちは違うんですけど。）
　今では、転職したい、という人が多い業種？なのでしょうか？転職ブームに乗っかってるだけ？違うでしょうか？
　僕の周りにもいるのかも知れませんが、転職したい、という人は、実は何をしたいのでしょう。その辺りをはっきりさせておかないと、きっと転職後も同じ事を言い続ける気がします。転職後すぐに不満が出てくる人は、恐らくその前の転職の際に目的を明確化させていたいのだと思います。だから不満になる。
　収入を増やすことは、目的ではないと思います。それは付随してくるものであって、自分がやりたいことが先に来るべきなのではないでしょうか。なぜなら、収入を増やすことが目的だとしても、満足を感じるのは転職直後だけなのではないでしょうか。転職して半年、１年経つと不満が出てくるように思います。
　一方、○○をしたい、という目的を持った転職は、その目的に叶った転職をしているので、不満を持ちにくいのだと思います。その目的を掲げて、その目的通りに転職した人は、きっと収入アップが付随してくるのだと考えています。
　自らがやりたいことをはっきりさせる。その目的に叶った会社・仕事を探す。企業の募集が増えています。こういう時期だからこそ、多くの募集要項に流されず、自分の立ち位置をはっきりさせるべきだと思います。